QIDI 580 SR22 RTF RC airplane in blue and lime-green—two color options shown with spinning propellers on a white background.

QIDI 580 SR22 RTF RC飛行機 — Tim McKay 実機レビュー

 

QIDI 580 SR22 RTF ラジコン飛行機 — Tim McKay による実機レビュー


著者: Tim McKay — RC パイロット/インストラクター/モデラー。 本レビューでは、開封、5分未満の組み立て、ジャイロモード、初飛行の所感、なぜこの機体で協調旋回が重要か、そして QIDI 580 SR22 をおすすめできるユーザー層までを解説します。

✅ 購入ページ: QIDI 580 SR22 4CH RTF(ブラシレス・LED) | 🔧 予備パーツ: QIDI 580 SR22 純正スペアパーツ



動画レビュー


要点(Quick Take)

Cirrus SR22 風のスタイルを持つ 4ch の RTF スポーツ機 QIDI 580 SR22 をレビューしました。組み立ては 5 分未満。ブラシレスモーターとオンボードジャイロ、LED を搭載。飛行は静粛で十分なパワー、しっかりした直進性があり、協調旋回を使えば抜群に気持ちよく飛びます。おすすめジャイロは中央設定。完全な初心者向けではなく中級者向けと評価します。

開示: 本機はレビュー用提供品です。


機体概要(What It Is)

  • カテゴリー: RTF スポーツ RC 飛行機
  • 操作系: エルロン/エレベーター/ラダー/スロットル(4ch)
  • 外観: Cirrus SR22 風デザイン
  • 動力: ブラシレスモーター
  • 安定化: 複数モードのジャイロ支援
  • 照明: 機体内蔵 LED

必要なものはすべて同梱。送信機用に単三電池 4 本のみ別途用意してください。


開封と同梱物

フォームトレイには、機首ブラシレス&ねじ止めプロペラハブの胴体、エルロンサーボと主翼ライト配線済みの一体型主翼、降着装置(メインギア+非操舵テールギア)、1S 1000mAhフライトバッテリーが2本(1本は機体内、もう1本は袋)、送信機(単三×4 追加)、USB 充電器/工具、受信機“マザーボード”図やジャイロスイッチ、単一主翼ねじの手順を示すわかりやすいマニュアルが入っています。EPP フォームはタフで日常運用に最適です。


5分組み立て

  1. 主翼の2本のコネクタを胴体基板へ接続:3 芯(エルロン)/2 芯(ライト)。
  2. 主翼をねじ 1 本で固定。
  3. ランディングギアを所定のスロットに差し込み。
  4. フライトバッテリーをカウル下に装着(付属ツールでカウルは簡単に外せます)。
  5. アーミング: スロットルを上げて(ピッ)、アイドルへ戻す。

バッテリーベイは余裕があり、LED が給電オンを分かりやすく示します。


送信機とジャイロモード

左側スイッチで安定化と操舵量を切替:

  • 前方: 「初心者 6G」モード(強めのジャイロ支援/舵角抑制)。
  • 中央: 推奨設定。安定と自由度のバランスが最良。
  • 後方: 「エキスパート」寄り(舵角大)— 操舵過多になりがち。

プリセット曲技のファンクションボタンもありますが、今回は通常飛行に集中しました。


フライトノート

条件: 微風・晴天 — 初飛行に最適。

  • 離陸: 滑走路から素早くローテーションし余裕を持って上昇。出力は滑らかで静粛。
  • 操縦性: 積極操舵で応答良好。純粋な初級トレーナーではありません。ジャイロは揺れをうまく抑えます。
  • 逆ヨー: 長いエルロン翼のためエルロン単独旋回では逆ヨー傾向。協調旋回(エルロン+ラダー)で解決します。
  • 着陸: 進入ではやや速度を維持。失速させず滑走路へ乗せる感覚で。
  • 補足: SR22 風スタイルながらテールホイール(非操舵)。今回は出荷状態のまま検証。

対象ユーザー

  • 中級者、または安定化トレーナーからのステップアップを狙う自信あるビギナー。
  • 短時間組み立て/ブラシレス/LED/ジャイロのコンパクト機を求める方。
  • 協調旋回(ラダー+エルロン)に慣れているパイロット。

初飛行のコツ

  • ジャイロは中央設定からスタート。
  • 協調旋回(エルロン+同方向ラダー)を練習。
  • ESC のアーミングを正しく(スロットル上→ビープ→下)。
  • 進入速度を保ち、失速させない。
  • マニュアルの基板図を参考に主翼配線を正しく接続(3 線=エルロン、2 線=ライト)。

総評(Verdict)

QIDI 580 SR22 は、素早い組み立て、タフな EPP、効果的なジャイロ、軽快なブラシレス性能を備える優秀な RTF スポーツ機です。協調入力と適切な速度管理で真価を発揮。ジャイロ中央が甘すぎず鋭すぎず最適。中級者が手軽に持ち出せる頼れる一機として推奨します。

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FAQ

QIDI 580 SR22 は完全初心者に向いていますか?

中級者向けと考えます。まったくのビギナーは、まず純粋なトレーナー機で練習し、その後に本機へ進むのが理想です。


おすすめのジャイロモードは?

中央設定が安定性と操縦自由度のバランスに優れ、最も扱いやすいと感じました。


組み立て時間はどのくらい?

5 分未満です。主翼の 2 本のリード(3 線=エルロン、2 線=ライト)を正しく接続し、主翼ねじ 1 本を締め、脚を差し込むだけです。


飛行で注意すべきクセは?

エルロンのみで旋回すると逆ヨーが出ます。協調旋回(エルロン+ラダー)を使えば、綺麗で予測しやすい旋回になります。


レビュー著者: Tim McKay について

1972 年から RC モデルを飛ばし続けています。自作・設計機を含め多くのモデルを手掛け、『RC Modeler』『Quiet and Electric Flight』誌に掲載歴あり。YouTube でも長年の経験をもとに航空トピックを発信。米空軍/計器飛行教官/B-777F 航空機パイロットとしての経験も活かし、初心者から上級者まで役立つ情報を提供しています。


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